大きなキャンバスの張り替えには「たるみ」に要注意!
公開日:
:
最終更新日:2017/10/14
近況報告、その他
Supported by
皆さんこんにちは、あけのみつたかです。
先日からグループ展の作品を制作していて、やっとこさ完成したので、これから暫くの間は、
このブログを使って制作の過程を公表しようかと思っています。
と、書いては見たものの、よく考えたら制作中は集中しすぎて、写真の撮影などすっかり忘れてしまうので、
「制作の過程」と言ってもほとんど記録が残っていません。
ただ、今現在完成した作品の撮影中ですので、
後日掲載を予定しています。
とりあえずカットキャンバスが到着、F60号サイズを間違って購入してしまったのですが、
縦幅が揃っている上に木枠がM60号なので、横幅が狭く、カットすれば同じように使えます。
とりあえずこの頑固坊やを剥がします。
キャンバスタックスを抜く際はタックスの頭が三角形になっているので、
小さなマイナスドライバーなら、木枠に目立った跡を残さず抜くことが出来ます。
しかしここで問題発生。
油画用の油がタックスに染み込み、固まっていたせいか、ドライバーが曲がってしまいました。
しかたがないので反対側から押さえて、更に抜き抜き。
一番固い部分も、こういった感じで剥がすことに成功しました。
キャンバスの貼付け、という作業自体馴染みの少ない人がほとんどだと思いますが、
実際にやってみて一番気になったのが「たるみ」です。
キャンバスを貼り付けて、完成後、細かいところにシワが寄ってしまい、
少し残念な画面になってしまったと思っていたのですが、
以外にも引っ張る力が強かったためか、布自体がそのシワを消すかのように引っ張り合い、
しばらくしたらシワが消えていました。
なんとかたるみを抑えて、制作に適した画面を作ることが出来ました。
前に貼られていたキャンバス地には既に作品が描かれていたので、
剥がした跡は丸めて保管しておくことにしました。
公募展などに応募するとき、あるいは作品を販売するときは、
キャンバスの木枠を販売せず、布のみで販売する、というものも最近では話題になっています。
ですのでもし公募展などに応募したり、作品を販売しようと考えるなら、
キャンバスを張り替えて使ったほうが効率的なこともあります。
また、作品に額を付けない場合、タックスの頭の形も、少し気になってくるので、
自分の気に入った形のタックスを打ち込むことで、
回りこみを利用した幅広い表現も可能なのではないかと思います。
関連記事
Supported by