私は基本的にアートというものは「美のイデアに価値を感じる生き方や活動である」と思っています。

ですので作品自体が必ずしも1つのみじゃなければいけないと思いませんし、再現可能な美しさであるならそれは素晴らしいことだ思うのです。

オーケストラやクラシックの演奏者を「贋作作家」と呼ばないのと同じように、絵画にも「再現可能な美」というものはあると思います。

「ただの贋作」と「再現された美」の違いは、そのイデアを再現者が感じ取れるかということにかかっていると思います。要は「その作品に込められた心を再現できたか」が重要だということです。

今回こういった形で作品を発表していますが、これはある種の実験です。

それは「ネームバリューで作品の価値は決まるのか、大きな感動によってネームバリューを作れるか」という実験です。

私はこの技法を思いついた時、とてつもない可能性を感じました。
そしてその技法をやってみた時、その可能性は感動に変わりました。

どうか皆さんにもこの感動を味わっていただきたいと思います。そして、この実験が単なる「絵画の大量生産」に陥ることなく、多くの人に感動を与え続ける大きな歯車となることを強く願っております。

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