門出展へ出展します
公開日:
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最終更新日:2016/11/19
あけのみつたかの表現哲学・キュレーション, 近況報告、その他
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新しい年を迎えて二回目の投稿です。
私の作品を展示販売させて頂いている販売先で開かれる展示会「門出展」へ出展しました。
購入を検討いただいていた方には大変申し訳ございませんが、今作品は東急ハンズの田園調布ビル内にて展示販売する予定として制作していた作品だったのです。
まさかこんなにも早く購入を検討していただくとは思いませんでしたので、そのことについて作品詳細に記載しておりませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。
世界初の技法に挑戦中?
さて、現在私は油絵の制作を中心にやっておりますが、先週辺りから新しい技法に挑戦しており、技法としてはおおよそ完成しております。詳細については語れないのですが、この技法を使っている人は世界を探してもおそらく私一人でしょう。全く新しい技法です。
私独自の制作方法なのですが、実は今回発明した技法は誰にでも再現可能です。もちろん画面を見るだけではその詳細をつかむことは出来ません。
端的にどういった技法かというと、より素早く、より安定した制作を行うことのできる技法です。「もう少し詳しく教えて欲しい」という声が聞こえてきそうですが(笑)今現在教えることのできることはこれぐらいしかありません。
これからはより「芸術的」な作品が排出される?
振り返れば一年の月日が流れ去りました。今から2年数ヶ月前、私は常識からは考えられないような現象に出会いました。
その当時私はまだ学生で、将来の職業や自分の得意な分野がはっきりと分からず、ただただ漫然と日々を送っていたように思います。
ある日の夜、空気はいつも以上に静かで、私自身も穏やかな心境であったように思います。
その夜は急に絵が描きたくなり、描きかけた油絵を横に置いていたので「今日はこれでも描くか」という風な感じで描き始めたのを憶えています。
その夜が私の運命の転換期となったのです。
あまりにも不思議としか言いようのない現象に、私自身今でもあれがなんだったのかを説明することができません。
今この記事を読んでいる方々にわかるように説明するなら、淡いライトグリーンの光が私とその絵を照らしたのです。
あたり一面がコンポーズカラーに染まり、自分の描いていた絵を見ると、完成した作品と描きかけの作品が「二重写し」に見えたのです。
「これは面白い」、そう思った私はどんどん絵筆を振るい、その「二重写し」の通りに絵を完成させました。
それからは自分は「絵を描き続ける」という事と、「あの光の正体を探る」という事が生きる道となりました。
先ほどちょっと紹介した新しい技法も、うまく活用すればより「芸術的」な制作に専念できる為、より本来の道に近いところに戻っていけるのではないかと思います。
芸術の原点へ
私の絵画の理想は、基本的には「古典」への挑戦です。
古典というのは、単に古い絵画を指して言っているのではありません。時代の変遷を乗り越えてきた作品たちのことです。
私はそうした偉大な芸術とそれを作ったアーティスト達を尊敬しています。なぜなら、人類の遺産として後世数百年の後に名を連ねる作品は「永遠」というものに限りなく近い表現をなし得たからです。
私が、今生の人生でその山の頂に辿り着くかは分かりません。しかし、そこに向かって進み、「永遠へと続く道」を歩んで行くことこそ、他の多くの人々に対する感謝の行為でもあると思います。
そして、そうした芸術こそ、21世紀を照らす新しい芸術であると思うのです。
かくして古典は古典ではなくなり、時代を超えるためのイノベーションを起こします。
私は芸術というものは愛であると思っています。
この想いは私が育った家庭環境が大きく影響していることは事実でしょう。その他の家庭で育ったならこうした考え方は生まれなかったはずです。
しかし、あえて言います。芸術は、感性の力によって人類に一条の希望を与え、幸福へと導くのです。
それは思想の力ではありません。政治的な力ではありません。それは経済的な戦略でもありません。
愛なのです。愛の力が感性という名の馬に跨がり、天を駆けるのです。
私はそのための早馬を手に入れることが出来ました。
その早馬は一人だけのために用意されたものではありません。
その早馬は、やがて10頭になり、100頭になり1000頭になり、
そうして多くの人を導く大きな馬車となるでしょう。
その馬車はやがて大きな船となり、大海を渡るでしょう。
かくして私の希望は達成されるのです。
かくして、人類の遺産は誕生するのです。
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