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教養としての「感性」の大切さ

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最近私のサイトでは話題性の乏しい内容が多くなっています・・・(笑)

しかし、私自身の制作ポリシーとしても、これからを生きる人達にのためにも、「アートとはなにか」ということを明確に文章として残しておく必要があると思います。

アーティストとしての立場からアートというものをしっかり理解しておく必要があるということです。

学生期に感じた「ある感覚」

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思い返せば私が「アーティストになろう」と志して3年の歳月が流れ、もうすぐ4年になります。

私はアートやデザインの理論や技法を勉強していた頃、色彩意識や構図の理論、日本や世界の美術史など様々なことを勉強しました。

しかし、私にはその話を聞いていた時、喉に魚の骨がつかえているような感覚を持っていました。

そのつかえていたもの、ひっかかっていた気持ちというのは「なぜ皆本論について教えてくれないのだろうか?」という気持ちでした。

なぜ「アートとはなにか」ということを教えてくれないのかという気持ちがあったのです。

確かに色彩感覚や構図の勉強は面白かったですし、美術史の内容も今の制作に役だっているものがあります。

しかし、その技術やノウハウは「本筋」が通ってこそ初めて価値のあるものになるのであって「本筋を理解せずにただただ技術力のみ高いだけ」というのはアーティストの姿ではないと感じたのです。

そうして長い間、私は模索に模索を続け、様々な巨匠たちの作品を見てみたり、アーティストの語録などを参考にしながら考え、考え、考え続けました。

また辺りに咲く花々や、飛び交う生き物の姿を見て、絵に描き「アートとはなにか」を考え続けました。

そしてちょうど今から一年前の2014年の1月頃、私はその足がかりを見つけることができました。

今現在考える「アートとはなにか」に対する答えとは?

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私が何度も申し上げている「永遠の美しさ」というものは、言葉として説明するのには限度があると思います。

ただ、その永遠の美しさというものを定義として申し上げるなら、「善きことは美なり」ということです。

私達人間には生まれながらにして持っている感性がありますよね?

例えば桜が咲き誇る姿を見て感じるのは幼少期に「桜は美しいものですよ」と言って教えられてはいないはずです。

また経験則として「そうか、桜は美しいと感じるのだな」と思ってそう感じたわけでもないでしょう(笑)

どのような人でも、忘れてしまっているだけで「何となく印象に残った、魅せられた」経験をしているはずです。

なぜその景色を美しいと感じたのか。

なぜ人は幼い頃から「きれいなもの、美しいもの」を知っているのでしょうか?

それを表現するには拙く、表現不足ではあるでしょうが、なぜ感じ取ることが出来たのでしょうか?

それは私達がすでに、生まれる前からそういった「感性」を持って生まれたからです。

「具体的に何に強い印象を受けたか」というのは人によって違いますし、定かには申し上げられません。

しかし、先天的な感性というものを誰しも持って生まれてきたのです。

その感性こそが「はっきりとは思い出せないけれどもなんだか懐かしいなぁ」という哀愁を感じさせ、思い出せない秘密の景色として蘇ってくるのです。

人はそうしたものを感じた時に「永遠」というものを垣間見るのではないでしょうか。

経験だけではないのです。この数十年の人生だけで感性が出来上がったわけではないのです。

これが「美しさ」の定義です。

そしてこの美しさを表現してくことがアートであると思いますし、アーティストの仕事であり存在意義でもあると思うのです。

感性を教養にまで高めると人間性が高まる?

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こうしたことを感じ取る事ができるのはやはり感性の力であると思いますし、人間の尊厳のひとつでもあると思います。

感性の力というものを何となくでもいいのですが分かっている人とわかっていない人とではやはり教養に差が出てくると思います。

人格を富ませ、より高貴な人間になろうとしている人は「感性」という面についてもある程度の研鑽、といいますか、勉強をしておいたほうがいいと思います。

それを知っている人からはなんとも言えない「優雅さ」や「高貴さ」が漂ってくると私は信じています。

もし教育の使命を「人間性の向上」というものに当てはめるのならば、感性の教育というものも外してはいけない徳目であると思うのです。

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